スカウト運動の目的
スカウト運動の目的は、青少年が個人として、責任ある市民として、地域、国、国際社会の一員として自らの肉体的、知的、情緒的、社会的、精神的可能性を十分に達成できるように青少年の発達に貢献することである。(世界スカウト機構憲章、第1章、第1条、目的より)
スカウト運動は、世界共通で上記の目的を目指しています。
また、『Creating a Better World(より良き社会を作る)』を世界共通の展望とし、スカウト教育法を通して健全な青少年の育成を行っています。
ボーイスカウトの活動
スカウト活動は活動は、幼稚園児から大学生までを対象とした活動です。参加する子供は『スカウト』と呼ばれます。ボーイスカウトの5つの部門(ビーバー~ローバー)は同じ指導方針のもとでその年齢に応じた活動をしています。
特にビーバースカウトやカブスカウトの活動は、その年代の特質と環境を踏まえながら、次の6つのことを重視して実施されています。
これらの「ねらい」は、ビーバースカウトやカブスカウト等の集会や、家庭での活動の中に組み入れられ、子供たちは楽しい体験を通して、成長に役立つ多くのことを心身ともに身につけていきます。
スカウトの隊集会には、自然の中で子供たちが小グループで活動しながら、観察力を養うもの、社会性を身につけるもの、創造力を伸ばすもの、表現力を養うもの、体力を作るもの、思いやりの心を育てるもの、判断力や正義感を養うものなど、子供たちの興味や好奇心をくすぐるさまざまなプログラムが用意されており、親子ともども楽しい活動に参加することができます。
そして、ボーイ年代では班長を中心にした「班」で、自分に与えられた任務を責任もって遂行することで、「班」という小社会の運営に参画していきます。ボーイ隊では自分たちの企画・発案で隊リーダーの下で班活動していきます。そして、それを一歩進めて、個人や数人の仲間で、プログラムを企画・立案し、隊リーダーの指導でそれを自らが実行し、その結果を自ら評価し、次のプログラムへとつなげていくのがベンチャー隊です。
阿見第1団では、スカウト運動の4本柱「人格の形成」「健康の獲得」「知識・技能の修得」「奉仕を通じての実践」を基軸に、「行うことによって学ぶ=体験学習」を中心に、それぞれの隊が特色を持ったプログラムを立案して実施しています。
より良き社会人を目指して
生命を尊重する心、仲間と話し合って協力する心、モラルや正義感、自然や美しいものに感動する心などが子どもたちの「生きる力」の基礎となります。
少年期、青年期の問題が社会の関心と注目を集めている今、子どもたちをよりよい方向に導いていくために、地域 社会の教育力に目が向けられています。
このような状況の中で、ボーイスカウトの果たす役割はきわめて大きく、私たちは、社会の期待に応える責任と使命があると考えています。
社会奉仕活動や、自然の中での体験などを多く取り入れた、ボーイスカウトの様々な活動をとおして、青少年の、健全な心と体の育成に貢献したいと、私たちは、強く願っています。